インドのクリケットリーグが熱いという話

インドのクリケット・プレミアリーグの放映権の入札が行われ、放映権が高騰したとのこと。

結果としては、マードック氏が率いる(ということはFOXやSkyと同系列)スター・インディアがテレビ放映権を、さらにその傘下であるホットスターがインターネット配信権を獲得したとのことで、完全なひとり勝ちとなった。


ただ、金額もさることながら、入札に参加した企業のメンツが実に熱い。

その前に放映権を持っていたソニーだけでなく、Amazonも、Facebookも、twitterも、DAZNも、イギリスのSkyスポーツやBTスポーツも参加していたとのこと。(Skyが参加しているのはちとしっくりこないけど)

NetFlixはスポーツのライブ配信にあまり関心がないらしいと聞くけど、他の大手ネット企業はスポーツを有力なコンテンツだととらえている。

クリケットは日本ではなじみがないけど、イギリスを始め英連邦諸国では人気のスポーツ。海外展開をはかるうえでは、ある意味プレミアリーグよりも価値のあるコンテンツかもしれない。

イギリスの企業であるDAZNが入札に参加したのもそういう意味があるのだろう。イギリス国内のマーケットは小さく、プレミアリーグの権利が得られない以上、日本やドイツなど他の国でまずビジネスモデルを固めるというのが戦略。この件は失敗だったが、今後もマーケットの大きな市場を狙っていくはずだ。

その戦略の中には、Jリーグの海外進出も含まれている。なので、DAZNが今後狙うターゲットとしては、英連邦に含まれるオーストラリアやニュージーランド、そしてJリーグを輸出できそうな東南アジア諸国がまず考えられる。

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