WINNER開始 & DAZNがBリーグハイライト配信
新しいスポーツくじ「WINNER」の販売が開始されています。最初の対象試合となったBリーグ・名古屋vs.三河戦はホームの名古屋が15点差で勝利し、オッズは6.9倍となりました。
Bリーグは16通り、Jリーグは18通りの選択肢が用意されており、競馬の単勝式と近い感覚でしょうか。ただ、大きな違いは還元率であり、競馬の単勝式は80%であるのに対し、WINNERは50%しかありません。
オッズを求める式として 還元率(%)÷支持率(%)=オッズ(倍) というものがあります。名古屋vs.三河戦では支持率7.21%の目が的中となりました。これを競馬に当てはめると11.0倍という計算になりますので、その差は明らかです。
WINNERの売上金の一部は各クラブに分配されると公表されていますが、配分方法や割合についてはまだ分かっていません。そこが明確になってくれると、オッズ的には不利でも好きなチームを応援するモチベーションが高まるのでは…と個人的には思います。
totoやBIGはJリーグなどサッカーの試合が対象でしたが、WINNERではBリーグが対象に追加されました。これとタイミングを合わせるかのように、DAZNでBリーグの試合のハイライトが配信されています。B1の全試合がYouTubeチャンネルでも視聴することができます。
Bリーグ公式のハイライトと明らかに異なるのが動画の長さです。公式は1試合3分程度であるのに対し、DAZNでは2連戦をひとつにまとめて計10分と長くなっています。どうやら独自に編集しているようです。
編集にも当然コストがかかります。そのコストがどこから出ているのか?というのが不思議なのですが、DAZNは先日ドコモが新たに開始した「ドコモスポーツくじ」の協力企業になったことを発表しています。もともと持っているJリーグのコンテンツに加えて、Bリーグのコンテンツも配信することで誘導をはかろうとしているのでは…と考えられます。
DAZNは2020-21シーズンまでBリーグのライブ配信を行ってましたが、昨シーズンは終了しています。ハイライトならライブ配信よりもコストはかからないと思われますので、コンテンツの裾野を広げるのにはよいでしょう。WINNERはB2も対象なので、できればB2の試合もお願いしたいところですが。
ドコモの協力企業としては、DAZN以外に以下の名前が公表されています。GOALはかつてはDAZNの傘下でしたが、現在は売却されています。WINNERは他にもさまざまなチャネルで購入できますので、どのメディアと組むのかも勝敗に影響してきそうです。
- Jリーグ
- 鹿島アントラーズ
- FootballCo (GOALを運営)
- 川崎ブレイブサンダース
- マイネット (バスケットカウントを運営)
- グラッドキューブ (SPAIAを運営)
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