DAZN、AI解析でプロ野球のハイライトを作成。
DAZNが提供している「キーモーメント」は、シークバーの上に重要なプレーがあった時間がマークされ、簡単にそのシーンを視聴することができる機能です。(設定でOFFにもできます)
最初はサッカーで導入されましたが、プロ野球でも導入が進められているとのこと。その舞台裏を書いた記事が公開され、AIによる動画解析技術を導入していることが明らかになりました。
以前から、ハイライトを効率的に生成する技術としてAIによる動画解析は注目されてきました。スポーツの最大の醍醐味はライブ配信であることはもちろんなのですが、全員がライブを視聴できるわけではありません。ユーザーの時間も限られていますから、ハイライトにも大きな需要があります。
以前は歓声に注目し、大きな歓声があがったシーンを重要なシーンとして認識するアプローチがとられていたと記憶していますが、コロナ禍によりこの手法は難しくなりました。現在は、テロップが変化するタイミングと、その前後の画像の動きを学習させているそうです。
野球であればピッチャーの投球動作がトリガーとなりますので、まずはそのトリガーのタイミングを正確に認識することが大事です。そして、テロップで得点が入ったり、アウトカウントが増えたタイミングが分かるので、両者を組み合わせるわけですね。
とまぁ、理屈はなんとなく分かったところで、それを実際に導入するのがどれほど難しいことか。今後はより精度を高めていくこと、そして他のスポーツにも拡張していくことが期待されます。
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