トム・ブレイディ氏ら、シアトル系?新競技のオーナーに。

以前、パデルというスペインなどで人気のラケットスポーツを紹介しましたが、今回は「ビックルボール」という競技の話です。穴のあいたボールを卓球のようなラケットで打ち合うテニスのような競技で、コートはバドミントンと同じ広さなんだとか。


アメリカ・ワシントン州発祥で西海岸を中心に人気が広がっており、あのビル・ゲイツ氏もお気に入り。さしずめシアトル系スポーツといったところでしょうか。MLP(Major League Pickleball)というプロリーグも2021年に発足しています。初年度は8チーム、2年目となる今年は12チームが参加し、来年は16チームになるとのこと。


来年から拡張される新チームのオーナーとして、NFLのトム・ブレイディ選手や、元プロテニス選手のキム・クライシュテルス氏などの名前が先日発表されています。

いわゆるストリート系のスポーツとして捉えてよいかと思います。参加のハードルが低く、初期費用も安価で、激しいボディコンタクトはありません。穴のあいたボールを使うことで速度は抑えられ、男女の差も縮まっています。そのあたりも、多様性を尊重する昨今の流れから後押しされている理由のようです。

MLPでは男女2人ずつ・計4人でチームが構成され、女子ダブルス・男子ダブルス・混合ダブルス2試合の計4試合で勝敗を競います。2-2になった場合はタイブレークを行い、シングルスを選手を入れ替えながら行います。そこでは男女が対戦することもあるというわけですね。

パデルの記事を書いたときに、プロリーグが分裂していることに触れたのですが、どうやらビックルボールでも似たような流れになっており、MLPの他にもPPAツアーなる団体が存在しているとか。また、競技の統括団体もIFPとWPFという2つが存在しており、まだまとまった状態ではありません。だからこそ、ビッグネームと資本をさっさと引き入れようという動きが出ているのでしょう。

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