NFLサンデーチケット、Apple有力も交渉難航か。

当ブログでたびたびお伝えしている「NFLサンデーチケット」の権利の行方ですが、Googleが参入したという報道が出ると、今度はAppleが有力だという記事が出るなど、情報が二転三転しています。交渉は長引いており、決着は年末になりそうとも言われています。


Appleがスーパーボウルのハーフタイムショーのスポンサーになったことで、Apple有力説が強くなってきていますが、これもまた噂のひとつです。ただ、Appleが有力説にはもうひとつ根拠がありまして、要するに他の権利を持っていない、新規参入の業者だから資金を提供できるだろう…というものです。NFLにとってみれば、財布はひとつでも多いほうがいいわけですね。

Appleとの交渉が長引いている理由として、2点があげられています。ひとつは価格設定です。サンデーチケットは現在年額300ドル近い価格となっていますが、契約料が上がればそれを維持するのは難しくなってきます。しかし、値上げについてはNFL側が難色を示しているようです。


サンデーチケットは日曜昼に開催される試合をすべて視聴できるパッケージですが、観られる試合を絞り込むことで安価なプランを導入するという案も出ているそうです。例えば、特定のチームを指定するといった形ですね。


日曜昼の試合はFOXとCBSがそれぞれ2試合ずつの中継枠を持っています。この枠はローカル枠となっており、同じ時間に開催される試合のうちどれを中継するかは地域によって異なります。


基本的に地元のチームがある地域では、地元のチームの試合が選択されます。ですから、サンデーチケットを契約しなくとも地元のチームの試合は追えることになります。新たなプランを導入した場合、地元以外のチームを選択したい、または地元にチームがない人の需要は見込めるかと思いますが、実際の需要はどこまで存在するのか。また、価格設定を安くしすぎると、FOXやCBSと利害が衝突する恐れもあり調整が必要となってきます。

もうひとつあげられている理由は、Appleがアメリカ以外での権利も希望しているというものです。サンデーチケットはあくまでアメリカ国内のものであり、国外では「NFL Game Pass」を通じて全試合が配信されています。(カナダではDAZNがGame Passの権利を購入しているためDAZNで視聴可能)


今年4月の記事では、NFL Game Passなどを運営する「NFL Media」の株式をAppleが購入するという話が出ていました。その後、6月にはMLSの放映権をグローバルで獲得したことを発表しています。


前の記事ではAmazonの戦略について書きましたが、その国でメジャーなスポーツを厳選するAmazonに対して、できるならばグローバルで権利を獲得したいAppleというスタンスの違いが出ているというわけです。この争い、果たしてどちらが勝つことになるのでしょうか。

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