タイのW杯放映権、開会3日前に決着。
FIFAワールドカップの放映権がいまだ決まっていなかったタイですが、開会3日前にあたる昨日(11/17)にようやく決着したとのことです。当初4,200万ドル(16億バーツ)とされていた価格は、最終的に3,300万ドルに下がったと報じられています。記事によって12~14億バーツと差があるのですが、おそらくドル建てかと思います。
NBTC(放送通信委員会)が6億バーツを拠出し、残額については3社の民間企業が名乗りを上げました。契約はSAT(スポーツ庁)とFIFA、および代理店のInfrontの間で結ばれたようです。
全64試合が無料で放送されるとのことです。金額の差を埋めるために、全試合の放送をあきらめる案も出ていました。また、タイでもいわゆるユニバーサル・アクセスの仕組みがあり、ワールドカップは無料放送が義務付けられていましたが、これを緩和して「タイ選手が出場している大会に限る」と規定を変更する案もあったとか。
残る課題は放送局の割り当てですが、政府が購入した以上は公共放送はもちろん、手を挙げた民放局にも配布していくことになるかと思います。
まぁ、直前に決まってタイのサッカーファンも安堵といったところですが、今後もこれが恒例行事となっていきそうですし、他の国にも波及していくんじゃないかと思います。競争相手がなく、売る側も買う側も1対1の交渉事であれば、粘ったほうが得策とも言えます。
【追記 11/19 22:00】
17のチャンネルが名乗りをあげ、放送する試合が抽選で割り振られたとのこと。開幕戦はTrueVision傘下のTrue4Uで放送されることが決まっています。
0コメント