ABEMA、W杯解説陣を発表。藤田社長は次回にも意欲。
FIFAワールドカップを全試合中継するABEMAは、総勢40名の解説陣を発表しました。
テレビ朝日の全面協力を得て中継が行われますが、テレ朝が地上波で放送する試合についても独自のコメンタリーを付けるとのことです。テレ朝のアナウンサー3名と解説者の一部はカタールに派遣され、現地から中継を行います。
なお、解説陣の豪華さとは裏腹に、実況についてはテレ朝と系列局のアナウンサーが起用されるとのことで、フリーアナ中心のプレミアリーグ中継とは対照的です。
サイバーエージェント・藤田社長のインタビュー記事が「Number Web」に掲載されています。今回の中継を一時の花火に終わらせることなく、いかに継続して視聴者を確保できるか。ABEMAでは「残存プロジェクト」と称しているそうですが、プレミアリーグ以外にもサッカーファンに向けたコンテンツを提供していく意向を見せています。収益性を確保し、4年後の次回大会も放映権獲得をめざすとしています。
日本のサッカー人気が低下しているのではないか?という疑問がよく呈されていますが、藤田社長の見解は「以前がちょっと異常だった」とのこと。今後の日本代表の結果次第でまた爆発する可能性もあるでしょうし、そうでなくてもベースとなる層は残っていて、それに期待しているからこそ権利を購入したということのようです。
この件についてはまた検証していくことになるかと思いますが、熱狂から成熟のフェーズに移っているとは言えるでしょう。全国的な盛り上がりはなくても、Jリーグのある地域ではサッカー人気が根付きつつあり、サッカー文化の成熟が問われる大会になります。
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