中国のAFC放映権、iQIYIに移行。

AFC(アジアサッカー連盟)が中国のSuper Sports Media(以下SSM)と結んでいた放映権契約を料金未払いを理由に打ち切った件ですが、AFCから新たな発表があり、Beijing Shinai Sports Media Technologyと新たに契約したとのこと。期間は2024年までで、秋春制に移行するACLの24-25シーズンが含まれます。

あまり聞いたことのない会社ですが、確認したところSSMと百度傘下のiQIYIの合弁会社であり、「iQIYI Sports」という配信アプリの提供元であることが分かりました。


この契約は引き続きFMAによって管理されているとのこと。FMAとSSMはともにWuhan DDMC Culture & Sportsを親会社に持つ兄弟会社です。兄弟が引き起こした不義理を合弁相手に頭を下げて助けてもらった…といったところでしょうか。

ただ、iQIYI Sportsはラ・リーガの放映権を昨シーズンまで持っていたのですが、同様にSSMの未払いによって解除されているのです。本来ならラ・リーガに使われるはずだった予算がAFCに回ってきたということでしょうか。正直わけが分からないですね。

FMAはAFCと2028年まで契約していますが、この契約は2024年までなので、あくまで暫定的なものと言えます。いったん余り物を引き取ってもらい、2025年以降の契約先はまた改めて探すということでしょう。


結局のところ身内で権利やマネーを回しているだけで、将来の展望は描けません。SSMが収益をあげられなかった案件ですから、それ以上の収益をあげられるアイデアがなければ、他社に高値で売ることも難しいです。引き続き厳しい状況であることに変わりありません。

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