コスタリカ戦、JC崩壊で「一部の地域」は放送なし。

FIFAワールドカップ、日本の第2戦となるコスタリカ戦は11/27(日)19時にキックオフ。地上波ではテレビ朝日で放送されます。


ということは、テレビ朝日の系列局がない「一部の地域」ではこの試合は放送されないことになります。下の画像は富山県の番組表ですが、この時間帯にワールドカップの文字はありません。

オリンピックとFIFAワールドカップは、これまでNHKと民放局の連合体であるジャパンコンソーシアム(JC)が一括して放映権を購入する形をとっていました。しかし、今回はNHK・フジ・テレ朝、そしてABEMAが獲得しています。もっとも、電通が窓口となって権利を配分していることに変わりはないのですが。


地域によっては民放のネット局が少ないところもあるわけですが、JCが権利を持っている形をとっていれば、キー局ではなくJCを経由する形で権利を融通することができたのです。JCの枠組みが崩れたことの影響がこんなところに生じていました。全国津々浦々に放送を届ける義務を負っているNHKと、民放の違いはここにあります。


放送がない地域でも、CATVなどを通じて隣県の放送を受信できるところはあるそうですが、それ以外は必然的にABEMAで観戦することになります。結果的にABEMAの視聴者数を少し押し上げる効果が得られそうです。



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