北朝鮮でもW杯放送。韓国側から権利譲渡。

韓国のメディアによると、今回のワールドカップは北朝鮮でも放送されているとのこと。生中継ではなく、1時間程度に編集したものを録画で流しているそうです。また、韓国・日本・アメリカの試合は流していないというのが、実に北朝鮮らしいところ。

オリンピックやワールドカップでは、公共性の観点から世界のなるべく多くの国に放送を届ける必要があります。最近は有料放送の割合も増えつつありますが、それでも無料で視聴できる機会を確保するようになっています。


北朝鮮のライセンスの状況をみると、韓国の放送局(SBS・KBS・MBC)の名前が記載されています。一見すると北と南を取り違えたのか?と思ってしまいますが、これまでも韓国の放送局が北の分もまとめて購入してきたという経緯があります。彼らにとって、自国の領土はあくまで朝鮮半島なんですよね。

ただ、映像の調達ルートがどうなっているのかはよく分かっていませんでした。この記事によると、従来は北朝鮮側がABU(アジア太平洋放送連合)に支援を依頼し、ABUが権利を調整する形で行われていたとのこと。今回はFIFAからの要請で、韓国の放送局が一部の権利をFIFAに譲渡する形だったとのことです。

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