【海外編】2022年・当ブログ的10大ニュース【3~1位】

3. Appleがスポーツ参入、MLB・MLSを獲得。NFLは逃す

GAFAの一角・Appleがついに動きました。3月にはMLBの試合を配信することを発表。6月にはMLSと10年総額25億ドルの契約を結んだことを発表しています。

MLBは日本を含む8か国が対象、MLSはグローバル規模となっています。Amazonがその国におけるプレミアムなイベントを選ぶ戦略なのに対し、Appleは最初から多くの国を対象としているのが大きな特徴です。

その一方で、最有力とされていた「NFLサンデーチケット」については、NFL側との思惑が食い違い土壇場になって不成立に。Googleとの契約が年末ぎりぎりになって発表されています。

2. サウジ資本のLIVゴルフ誕生。カタールと2036年五輪を共同で招致?

サウジアラビアのスポーツ戦略は人権団体から「スポーツウォッシング」との非難を浴びていますが、とにかくその資金力は恐るべきものがあります。今年の目玉はやはり「LIVゴルフ」で、PGAから大物選手を続々と引き抜き、激しく対立しています。

今後気になるのは、国交を断絶していたカタールとの最接近。2036年のオリンピックに合同で立候補するとの噂も。カタールも人権問題で批判を受けている国ですが、かつての敵と共同戦線を張ることになれば、さらに恐ろしいことが起きそうです。

1. DAZN、親会社から43億ドルの資金調達。各国で値上げし黒字化急ぐ

今年に入って日本、そしてドイツで大幅な値上げを発表したDAZN。2月には親会社のAccess Industriesから43億ドルを調達し、累積損失を解消したことを明らかにしました。経営陣も刷新し、これまでの先行投資から明らかにフェーズが変わりました。

先述の通りBT Sportの買収には失敗しましたが、いまにして思えば無理に突っ込む必要もなかったのかもしれません。その後イタリアやスペインなどでも値上げを敢行。これまで否定していたPPVを導入するなど、黒字化に向けて躍起になっています。

2024年をターゲットとしている黒字化が果たして達成できるのか。それまでに顧客が離反してしまっては目標が遠ざかります。かつてのような派手な投資は鳴りを潜めましたが、ELEVENの買収や、中小の格闘技団体との連携を深めるなど着々と手を打っています。

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