LIVゴルフ・ノーマンCEOはお飾り?サウジの野望に限りなし。
ワールドカップでサウジアラビアは結果的に優勝国・アルゼンチンを破った唯一のチームとなりました。そして、開催国のカタールとともに、その資金力で世界のスポーツを席捲しようとしています。共同で五輪招致に動くのでは?なんて話もありました。
そのサウジが今年「LIVゴルフ」を立ち上げ、大物選手を続々と引き抜き。PGAツアーと激しく対立していることはご存知の通りです。そんなLIVゴルフですが、最近になってCOOが退任、また、グレッグ・ノーマンCEOにも交代の噂が出るなど足元が揺らぐ部分も。
しかし、それ以上に驚きとなったのが、サウジの政府系投資ファンドであるPIFが「プロジェクト・ウェッジ」なる構想を描いているのが明らかになったことです。LIVゴルフと係争中のPGAツアーが手に入れた文書には、LIVゴルフやグレッグ・ノーマンの文字が見当たらなかったとのこと。
LIVゴルフの運営を実際に取り仕切っているのは、PIFの総裁でありプレミアリーグ・ニューカッスルの会長としても知られるヤシル・アル・ルマイヤン氏であり、結局のところノーマン氏はお飾りだったと言えます。
「プロジェクト・ウェッジ」の具体的な中身については明らかになっていませんが、LIVゴルフすらPIFにとっては踏み台にすぎないのかもしれません。世界のゴルフ界を牛耳った後は、他のスポーツにも手を広げていくということでしょうか。こうなると「スポーツ・ウォッシング」ここに極まれり、ということになります。来年以降もサウジの動向から目が離せません。
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