ラグビー・リーグワン、初年度決算で黒字確保。

ラグビー・リーグワンの発足初年度の決算が発表され、収益は33億円、費用は30億2,900万円。差し引き2億7,000万円ほどの黒字となっています。


実際には所属各チームの決算とも合わせて検討する必要がありますが、コロナ禍による試合中止が相次ぎ苦しんだ中でも、赤字にならなかったことは評価してよいかと思います。各チームに配分金を出すこともできました。総額は5.5億円とのこと。

33億円の収益のうち、約55%にあたる21億円が協賛金、すなわちスポンサーからの収入です。そして、放映権料は4.2億円だったそうです。J SPORTSが全試合を放送・配信したほか、日本テレビ・BS日テレによる全国中継やローカル中継もありました。また、オーストラリアなど海外からの収入もあります。


これらの数字は、昨年のシーズン開幕前に同じく日経が報じていた数字と大きく変わらず納得できるものです。4億円という数字は、前年の2億円からは倍増という結果です。もちろん、もっといけるんじゃないかとも思いますが…


公式映像の製作費についてはこの発表では明らかになっていません。J SPORTSからは放映権料を受け取る代わりに、製作を外注する関係にあると考えられます。

日経新聞の谷口記者によると、JリーグとDAZN、BリーグとバスケットLIVEのような独占かつ複数年契約はあえて選ばなかったとのこと。ただ、現実としてJ SPORTS以外の配信業者はなかったわけですから、そこは改善の余地があるでしょう。


候補としてはNTT系のdTV/ひかりTVあたりの名前があがるんでしょうけど、非独占で行くと方針を決めたのであれば、広く門戸を開く努力が必要となってきます。

昨年はゴルフのJLPGAがGOLFTVとDAZNという複数社と契約を結びました(後にU-NEXTも参入)。これも、あえて独占契約しないという選択肢なのだろう…と当時は思っていたのですが、GOLFTVはシーズン終了とともに撤退しています。どうも、GOLFTVの雲行きが怪しかったので、独占・複数年契約を結びたくても結べなかったのでは?と。いまになってはそう思います。


一般的には独占契約のほうが放映権料は高くなりますが、露出の面ではデメリットもあります。この話、本当に「あえて」選んだのか、それとも選びたくても選びようがなかったのか。ここは今後吟味したいところです。選べるうちが華なのですから。

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1コメント

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  • てんてこまい

    2023.01.10 19:38

    リーグワンの配信事業者ですが、日本テレビ系列でHuluという可能性もありそうです。私、Huluは現状解約中(未契約)なのですが、【Hulu】-【ライブTV】-【スポーツ】とクリックして画面を進んでいくと、「ジャパンラグビーリーグワン」という表示がでました。「休止中」とあるので、配信してはいないのですが、マウスをクリックせずに当てると、「Huluでは、開幕戦と注目カードをライブ配信。さらに見逃し配信も実施します。」とコメントが出てきました。全試合配信ではないですが、出来るだけ配信してほしいと思いました。