ラ・リーガ、昨季の分配額を発表。CVCの影響はまだ。
ラ・リーガは、昨年末に2021-22シーズンの放映権料の分配額を発表しています。総額は15.85億ユーロ。ただし約8.5%が再分配などのために徴収されるため、それを差し引くと14.5億ユーロの計算になります。
クラブ別ではレアルとバルサがほぼ同額で1.6億ユーロ、次いでアトレティコが1.3億ユーロとなります(いずれも徴収前)。分配のルールですが、50%を均等配分、25%を過去5シーズンの成績、25%を興行収入・シーズンチケット売上・テレビ視聴者数に基づいて配分します。
1部と2部の割合は9:1となっています。Jリーグは現在2:1で、今後5:1から6:1程度に格差を広げていく方針を示していますが、それよりもさらに格差が大きいというわけですね。
さて、ラ・リーガは昨年CVCキャピタル・パートナーズと契約を結び、およそ20億ユーロを受け取るかわりに放映権料の約8%を今後50年間にわたって拠出することとなっています。この契約にはレアル、バルサ、ビルバオ、2部のイビサを除くすべてのクラブが署名しました。
この件の影響は今回の数字にはほとんど反映されていないようです。契約が結ばれたのは昨年1月であることや、すぐに8%になるのではなく4シーズンをかけて徐々に増えていくことが理由だそうで、署名したクラブとしていないクラブの差が明確になるのは来シーズン以降となります。
これとは別に、バルサはSixth Streetと今後25年間にわたり分配金の25%を支払う契約を結んでいます。この契約は今季から適用されるため、今回発表された分配金には適用されませんが、かりに今季も同等の金額と考えるとおよそ4,000万ユーロを支払うことになります。
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