2023年・日本国内各メディア短評
今年最初の記事は、日本国内の主要なテレビ局・ストリーミングサービスについて思ったことを書き散らします。おみくじのようなものだと思ってください。
テレビ局
NHK
昨年末をもってゴルフPGA、テニスATPツアーの放送が終了。今年も引き続き放映権料の削減が続くと考えられます。だからこそ、低コストで放送できるスポーツの開拓に努めて頂きたいところ。
日本テレビ
バスケットボールとラグビーのワールドカップを放送予定。年間を通じて競技を盛り上げることが期待されます。
TBS
春にはWBC。そして、夏には五輪延期の影響で2年連続開催となる世界陸上が。織田裕二さんに代わるキャスターは誰になるのでしょう。
フジテレビ
まずはF1の放映権を更新できるかが大問題。それ以降は派手な話題がないのですが、まだ決まってないFIFA女子ワールドカップを狙いにくるのか。
テレビ朝日
春にはWBC(TBSと共同)、夏には世界水泳(福岡開催)、秋にはFIBAワールドカップ(日テレと共同)と目玉イベント目白押し。ABEMAとのタッグもさらに深まるのでしょう。
テレビ東京
相変わらず我が道を行く局ですが、YouTubeでの中継がどんどん発展しています。引き続き、全国ネットではないことを逆手に取った戦略が見もの。
BSJapanext
昨年新設されたBS局ではもっともスポーツに力を入れており、今年はNHKが手放したPGAツアーの放送も開始。サッカー・バスケのクラブも運営するジャパネットの総力を見たい。
WOWOW
テニスとボクシングは安定。サッカーはEURO2024の話がそろそろ出てくると思われます。ただ、一時的なイベントは加入者が定着しないので、新たな手を打ちたいところ。
J SPORTS
まずはWBCの日本以外の試合がとれるか。あとは放送局というより制作会社としての顔が濃くなってきそうです。
スカイA
こちらも制作会社としてのニーズが増えそう。JLPGAツアーでは、ステップアップ・ツアーの試合数も増えます。GAORAや読売テレビなど関西系の攻勢がみられるかも。
ストリーミングサービス
DAZN
昨年経営陣が変わり、経営方針も攻めから守りに大きく変化。2028年まで契約しているJリーグが中心軸であり、他のコンテンツについては先が見えにくくなってます。F1の契約を維持できるかも気になりますが、コスパがシビアに問われる年になるでしょう。
ABEMA
昨年の「THE MATCH」、そしてFIFAワールドカップで得た勢いを具体的にカネに変えていく年です。引き続き一挙手一投足に目が離せません。
Amazon
ボクシングの次がなかなか出てきませんが、引き続き妥協なくコンテンツを厳選していくのでしょう。そろそろ大物の発表があってよさそうですが。あとは海外との比較で安価に抑えられているプライムの料金設定が気になりますね。
SPOTV NOW
とにもかくにもプレミアです。3年間で黒字化できなければ意味がありません。最初のシーズンの結果しだいでは、2年目に大きな方針転換もあり得ます。
U-NEXT
昨年は格闘技とゴルフを拡大し、一気に存在感を高めました。HBOやNBCユニバーサルなど、エンタメを通じて海外資本とのパイプを持っているのが魅力。今年はスポーツも含めライブに注力するとしており、さらなる発展がありそう。
dTV
井上尚弥戦の配信は正直成功とは言えません。次の矢はあるのでしょうか。昨年NTTドコモの完全子会社となり、NTTのパワーがどこまで注入されるのか。
イージースポーツ (旧イレブンスポーツ)
DAZNによるEleven Sports買収の影響で急遽社名変更。独自路線を歩むことを明確に。ただ、メインコンテンツは引き続きNPBの二軍戦であり、サービスとしての成長は感じられません、こちらも映像製作のほうにシフトするのか。
2コメント
2023.01.01 12:37
2023.01.01 02:09