大晦日のRIZIN、地上波なしは既定路線だった?

今年の10大ニュースの発表記事をすべてアップしました。今年もありがとうございました。


さて、今年はもう少しだけ記事が残っています。RIZINの榊原信行代表のインタビュー記事がITmediaに掲載さけています。この中で、大みそかにフジテレビの放送がないことについて「今年の年明けから地上波放送をなくすことを議論していた」と語っています。


ご存知の通り、6月開催の「THE MATCH」の放送をフジテレビが取りやめて以降、RIZINの放送はありません。これを単なる負け惜しみと解釈する向きもあるかと思います。個人的にも、さすがにこれは言わなくてもいいのでは…?と思います。

コロナ禍によって外国人選手の招聘ができなくなり、RIZINを始め多くの格闘技団体が苦境に陥りました。その中でも日本人選手のスター発掘に努め、興行を維持してきたことは認めるべきでしょう。その頂点が「THE MATCH」の天心vs.武尊戦だったと言えます。


しかし、このクラスのカードは今後数年は組めないでしょう。そんな中でフジテレビの放送を失ったわけです。コンプライアンスが理由だとも噂されていますが、フジテレビは理由を明らかにしていません。今後も内部告発でもない限りは明らかにならないでしょう。


「THE MATCH」はPPVで配信され、購入者は50万件を超えたと発表されています。しかし、今後も興行を維持していくためには、引き続きPPVがコンスタントに売れることが必要とされます。その点で今回の大みそかがどれだけ売れるかが大きなカギとなります。

コンプラに関して言うと、スポンサーだった元女性市議が逮捕された件もありますし、最近では「にしたんクリニック」が契約不履行を訴えたという記事も出ています。公共の電波を預かるテレビ局よりも、配信業者のほうが厳しくないのは事実ですが、それでもABEMAにはテレビ朝日が出資していますし、引き続き誠意を持った対応が期待されるところです。


フジテレビは「逃走中」を放送しますが、結構視聴率がとれそうな感じがします。裏に似たような番組があるのが気にかかりますが、紅白が伸び悩み、「ガキ使」もないわけですから、マニアックな格闘技よりも望まれるコンテンツになるかもしれません。

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