【国内編】2022年・当ブログ的10大ニュース【3~1位】
3. DAZN、月額3,000円に値上げ
1月に発表されたDAZNの値上げは、その上げ幅の大きさもあって大きな衝撃となりました。さらにその後にはプレミアリーグの放映権を失うことが明らかとなります。
この2件は連動しているわけでもなく、経営陣の刷新による経営方針の転換と、次期プレミアの入札がほぼ同時期に行われただけなのですが、続けざまに起こったバッドニュースは多くの契約者を落胆させることになります。
サッカーのW杯アジア予選ではDAZNの独占配信をめぐって論争が巻き起こりました。もはやかつての「黒船」の姿はなく、他のサービスの台頭を続々と許す形になっていますが、それでも2022年の話題の中心はDAZNだったと言えるでしょう。
2. プレミアリーグの放映権をSPOTV NOWが獲得
ということで、プレミアリーグの放映権を落札したのは韓国のEclat Media Groupでした。何度も繰り返しますが「エイクラ」と発音します。
Eclatはすでに日本で「SPOZONE」を立ち上げ、MLBなどを配信していましたが、韓国や東南アジアで使用している「SPOTV」のブランドに名前を統一しました。また、ABEMAにはMLBに続いてプレミアもサブライセンスを出しています。
放映権料は推定で3年総額8,000万ドル程度とされており、果たして3年間で回収することができるのか。2シーズン目となる今年については、価格やサブライセンスの政策に変更があるかどうかが注目されます。
1. FIFAワールドカップの放映権をABEMAが獲得
昨年の時点でジャパンコンソーシアムの崩壊が伝えられており、ワールドカップの放映権の行方は不透明となっていましたが、日本代表の予選通過が決まる前にABEMA・NHK・フジテレビ・テレビ朝日の4社が獲得したことが発表されました。
放映権料の総額ならびに各社の内訳については複数の説がありはっきりとはしていませんが、少なくともABEMAにとって黒字になるものではありません。それでもいわゆる「ウマ娘マネー」をバックに勝負をかけてきました。
日本代表は予選を通過し、本大会ベスト16という成績を残しました。ABEMAも利用者数が最高を更新し、本田選手の解説が話題になるという副次的な効果もあって、この勝負にはいちおう勝ったと称されます、でも、本当に勝利を得るには赤字を早期に解消しなければなりません。来年はABEMAの真価が問われる年となります。
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2022.12.31 10:17