サウジ、F1買収に$200億提示も拒否される。
サウジアラビアの政府系ファンド・PIFは、リバティメディアが持つF1の興行権を買収する提案をしていたと報じられています。提示した金額は200億ドル以上だと言うから驚きです。リバティメディアはこの申し出を断ったとのこと。
リバティメディアの時価総額は約300億ドルとのことで、会社ごとお買い上げになっても過半数の株式を取れそうな気もしますが、まぁここまで桁違いの話となると庶民にはなかなか想像がつきません。
NetflixがF1の買収に関心を持っているという話が以前報じられたこともあります。この際にサウジ系ファンドの名前も出ていました。今後もこういった話は浮かんでは消えていくものと思われます。
この件について場外戦も勃発しています。FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は、Twitterでこの件を憂慮する声明を発表したのですが、これについてF1側が「FIAの越権行為であり容認できない」と抗議したのです。
統括団体と興行元の対立は、DAZNで公開されているドキュメンタリー「LUCKY!」でも描かれましたが、現在のリバティ・メディア体制で落ち着きを見せていたところに冷や水を浴びせられたといった形でしょうか。スライエム氏はドバイ出身ということで、中東における力関係もまた気になるところではあります。
As the custodians of motorsport, the FIA, as a non-profit organisation, is cautious about alleged inflated price tags of $20bn being put on F1. (1/3)
— Mohammed Ben Sulayem (@Ben_Sulayem) January 23, 2023
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