DAZN、欧州ハンドボール連盟との10年契約を2年で終了。
DAZNが、欧州ハンドボール連盟(EHF)およびinfrontと結んでいたパートナーシップから離脱していたことが明らかになりました。
この契約は映像制作と放映権を含むマーケティングを共同で推進するもので、2018年に結ばれ、2020-21シーズンから10年間にわたって発効されるものでしたが、3年足らずで破棄されたことになります。
10年間で5億ユーロ相当の契約とされていたので、離脱することでDAZNは大幅なコストを削減することができるでしょう。現在は将来的な売上よりもコスト削減が優先されているのは、経営状況を鑑みると仕方ないことでしょうか。
なお、DAZNはドイツ・スペインなどでEHFチャンピオンズリーグの放映権を2025-26シーズンまで保有していますが、この契約については継続されるとのことです。
最近、長期のはずの契約が途中で打ち切られる話が多いですね。長期で縛っていたつもりでも、契約とは所詮紙の上の問題のようです。コロナ禍によるダメージや、ストリーミングサービスの市場が飽和してきたことといった事情はありますが、IT企業のリストラのニュースなんかも続いてますし、長期的な目線での経営というのが信じられなくなってきました。
DAZNが抱えている長期契約としては、他にFIBAやWTAと結んでいるものがありますし、Jリーグとの12年契約もまだ折り返し地点です。決して油断してはなりません。
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