NHK、11月末にBSのチャンネル削減。
NHKは、2023年度に予定していたBSのチャンネル削減を12月から実施することを明らかにしました。これにより、BSプレミアムは11月末を持って終了し、12/1には「新BS2K」「新BS4K」の2チャンネルに統合されます。
NHkが公表した、2023年度の「国内放送番組編集の基本計画」によると、新BS2Kは現在のBS1とBSプレミアムのエッセンスを凝縮したライブ感重視のチャンネルになるということで、要するに現在の番組のうち残るものと残らないものがあるというわけです。筆者も好んで見ている番組がありますので、果たして何が生き残るのか心配でなりません。
スポーツ中継もBS2Kが中心となり、4Kで放送されるものは限られるでしょう。そもそも映像が対応しているものが少なく、NHKが独自に撮影したものが中心となるでしょうし、それらは2Kでも同時に放送されることが期待されます。
NHKは経費削減を進めており、それを原資として受信料を値下げすることも発表済みです。それに応じて、海外のスポーツコンテンツが削減対象となっているのもご存知の通りです。ゴルフのPGAツアーはBSJapanextに引き取られていきました。民間にできるものは民間に任せたほうがいいのでしょうが、同時に公共放送が果たすべき使命が問われます。
今回の計画では、スポーツ中継について「地元密着の強化」を掲げています。全国に支局を持ち、全国をカバーするNHKが当然取り組むべきことだと思います。放映権料が手頃か、もしくはかからない競技の中継が増えることが期待されます。全国的に人気のあるスポーツはだんだん限られており、メリハリのある予算の使い方が望まれます。
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