ハンマーシリーズ日本誘致の可能性は?

JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)の新理事長に片山右京さんが就任し、「ハンマーシリーズ」について言及したことで、日本にハンマーシリーズを誘致するのでは?という憶測が出てきている。実際にはハンマーシリーズに「学ぶ」ということで、誘致に動いているわけではないようだが。

ハンマーシリーズは、団体戦の要素を持ちながらも建前では個人戦として開催されているサイクルロードレースとは違い、最初から団体戦として設計されているレース。また、入場料収入を見込める会場で開催し、テレビ中継しやすい2時間程度のフォーマットに収めることによって、自ら収益をあげやすい仕組みを整えている。

次回のハンマーシリーズは5月末にオランダ、そしてすぐ翌週にはノルウェーで開催。両方ともJSPORTSでの中継が予定されている。また、秋には香港での開催も発表されている。

ここからは前回の続きの話。ツアー・オブ・ジャパンのコースに富士スピードウェイが取り入れられたことは、東京五輪に向けてのテストであるとともに、ハンマーシリーズ誘致に向けての動きなのでは?という完全な妄想であります。


ハンマーシリーズは、丘陵コースで行われる「ハンマークライム」、平坦コースで行われる「ハンマースプリント」、そして最終日に行われる「ハンマーチェイス」の3日間で構成されている。ハンマーチェイスのコースは葉本的にハンマースプリントとあまり変わらないので、残りの2つが用意できればいいということになる。

いずれも10km程度の周回コース。観客のためには街から街を結ぶラインレースよりも周回コースのほうがいいという判断。そして、スタート地点は同じながらも丘陵コースと平坦コースの両方を用意する必要がある。

その候補となり得るのが富士スピードウェイ。そして、自転車に力を入れる栃木県にあるツインリンクもてぎだろう。いずれも地形的に丘陵地帯のコースを作ることはできそう。となると、サーキット自体の高低差が気になってくる。


富士スピードウェイの標高は545~585mなので、高低差は40mとなる。

ツインリンクもてぎの高低差は30.4m。

両方とも、プロの選手にとっては平坦のうちと言っていいのではないかと。個人的にはオーバルコースを走る姿が見てみたいという理由だけで、もてぎのほうを推しますが。

誘致にかかる費用は「さいたまクリテリウムと同じくらい」と某栗村氏が以前に発言していたので、大きなスポンサーが現れないかな…と相変わらずの他力本願で待っております。

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