skyの買収合戦

ジロ・デ・イタリアは開催真っ最中。喘息治療薬の基準値オーバー問題で揺れるクリス・フルームの動向が注目される中、その裏では彼が所属するチーム・スカイのスポンサーである、衛星放送局・skyの買収合戦が繰り広げられている。
もとはskyの筆頭株主である、メディア王ことマードック氏が率いる「21世紀フォックス」が完全子会社化を提案したのが発端。
名前の通り、映画会社の20世紀フォックス(後にディズニーに売却)や、いまやアメリカ第4のネットワークに成長したFOXグループを傘下に収めた。

そこに現れたのがアメリカのコムキャスト。アメリカ最大のCATV網を構築し、同じく4大ネットワークのひとつであるNBCを運営する。ちなみに大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの親会社でもある。

コムキャストが21世紀フォックスよりも高い買収額を提示したことで事態は混沌としている。
イギリス当局はマードック氏を警戒しているようだが、オーストラリア出身のマードック氏もいまではアメリカ国籍なので、アメリカ同士で戦っている感はある。

マードック氏が勝てばskyとFOXの連携がさらに強化されるだろうし、コムキャストが勝てばヨーロッパ進出の足掛かりとなる。もうひとつの戦いにも注目したい。

なお、現在チーム・スカイのジャージには「21ST CENTURY FOX」「21CF」の文字が入っているが、途中で消えたりするかも(^_^;)

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