【続報】ブンデス&セリエA、一夜明けての追加情報
昨日はABEMAがブンデスリーガ、SPOTV NOWがセリエAの一部試合の放映権を獲得したことが相次いで発表されました。ワールドカップでの日本代表の活躍を見てから動いたということもあるでしょうし、DAZNが値上げする前のタイミングを狙っていた…とも考えられますが、同日発表というのは実にインパクトが強いです。
これらはスカパーとDAZNによる独占が崩れたという意味では同じような事象に見えるかもしれませんが、スカパーが自ら独占契約を崩したのに対し、DAZNはもともと独占契約ではなかった…というのが実状です。
ですから、どちらがより苦しいかと問われたら、おそらくスカパーという答えになるでしょう。DAZNからしてみると、自分に文句を言われても…といったところでしょうか。
昨日の発表から一夜明けて、新しく判明した情報もありますのでまとめます。いろいろと調べてくださった方々に感謝です。
まずABEMAのブンデスリーガ中継ですが、毎節3試合のうち1試合は配信開始がキックオフ30分前に設定されているのに対し、残り2試合は10分前となっています。前者はABEMAのスタジオから放送され、後者はスカパーの映像をそのまま使うことになるようです。後者についてはコメンタリー陣も両社で同じになっています。
SPOTV NOWのセリエA中継ですが、今週末の第22節は4試合が予定されているとのこと。うち2試合にコメンタリーがつきます。DAZNの「セリエAフリークス」でおなじみ北川義隆さんの名前もあるとのことで、両社で北川さん実況が聴けることになりそうです。
DAZNは現時点では全10試合が配信予定(コメンタリー付きは3試合)となっていますが、今後変更される可能性はありますので、何度も繰り返しになりますが最新の情報をご確認ください。
第24節以降は、偶数節においてSPOTV NOWが2試合を独占ライブ配信する予定となっています。プレスリリースには「試合終了後から24時間はSPOTV NOWでのみご視聴頂けます」という文言があるため、24時間を経過すればDAZNでも視聴できる可能性があります。
逆に奇数節はDAZNが独占配信する試合がありそうです。北川さんとともに「セリエAフリークス」に出演している細江克弥さんのツイートによると、プレスリリースの内容を読んだうえでの推測であるという前置きですが、かつてフジテレビNEXTが放映権を持っていた頃と同様の形になります。代理店は変わっても、セリエA側のポリシーは変わっていないということですね。
「2試合の独占ライブ配信権が毎節移動」というのは、つまり第22節はSPOTVが優先的に2試合を選び、第23節はDAZNが優先的に2試合を選ぶということです。(必然的に人気チームの独占ライブ配信ばかりが行ったり来たりする)
— 細江克弥 (@Bolchestra13) February 9, 2023
で、その繰り返し。「DAZN&フジ時代」はそういう形でした。 https://t.co/7uNAQpTT0e
さて、セリエAの放映権については「1社独占が認められていない」という話があり、筆者も何度か耳にしていました。イタリア国内の放映権はそうだと記憶していますが、国外については明確な1次ソースが見つからず、これまで保留していました。
細江さんのツイートはこの話を肯定しています。もちろんこれも1次ソースではないのですが、私よりも詳しい方が言っているわけですから重みがあります。
もうひとつ言うと、この状況には「売る側」の問題もあってセリエAの放映権は1国内における独占ができない仕組みになっています。ここ1年半は買い手がつかなかったためDAZNのみでの配信となっていましたが、本来的には2社以上による分散配信のほうがむしろノーマルというか。これがまた難しい。 https://t.co/Za0uSOjDKj
— 細江克弥 (@Bolchestra13) February 9, 2023
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