【速報?】フジ、F1プレシーズンテストの放送告知なし。

何かあったら速報として記事を出すのですが、何もないことを速報と言っていいのか、よく分かりません。本日からF1のブレシーズンテストが始まりますが、本稿執筆時点(2/23 8:00)において、フジテレビから放送決定の発表はありませんでした。


なにか発表があればこちらでもお知らせしますが、最新情報はフジテレビONE/TWO/NEXTのWebサイト等でご確認くださるようお願いします。


これまで「告知がない」という批判は主にDAZNに向けて浴びせられることが多かったかと思いますが、どの会社であっても交渉中で守秘義務があることについては簡単に告知できないのです。その点でフジテレビを責めるのはどうかやめて頂きたいな…と願います。

この状況だと、なにか私のほうで考察を流せば噂として広まるリスクのほうが高くなっており、うかつに書けないな…といった感じなのですが、フジテレビNEXTの番組表には「調整中」としてF1中継が入りそうな枠が存在していることや、DAZNのブレスリリースに「独占」の2文字が入ってないことを鑑みると、可能性が消えたわけではないかと思います。


「独占」については将来的なF1 TV Proの解禁を見据えている可能性もありますが、それについてはまた機会を改めて書ければと思います。

引き続き交渉は続いているものと思われますが、誰と交渉しているのかもよく分かってません。F1主催者と交渉しているのか、それともDAZNと交渉しているのか。昨年までがむしろ例外だと考えれば、DAZNとのサブライセンス交渉のような気もしますけど、正確なものではありません。


DAZNが独占ではないとしても、広告などでは全戦・全セッションをライブ配信することを強調していることも気になる材料です。全戦って当たり前じゃないかという気もするのですが、あえてそれを強調しているということは…?まぁ、これも憶測なので、変な噂として広めないようお願いします。

SNSで出回っている話としては、フジテレビNEXTの契約数の話があります。これはCAB-J(衛星テレビ広告協議会)が取りまとめている数字で、一般に公表されているものです。


最新の数字は2021年5月31日現在のもので、フジテレビONEが約578万件、TWOが約567万件、NEXTが約26万件となっています。パックに含まれることの多いONE/TWOと、基本的には単独で契約するNEXTでは大きな差となっています。もちろんF1だけがNEXTのコンテンツではありませんが、F1が大きなアイデンティティであることは確かです。

改めて、FOX Sportsが放映権を獲得し、DAZNが参入した2016年を振り返ってみたほうがよさそうです。2016年時点での契約者数は、ONEが約515万件、TWOが約497万件、NEXTが約30万件となっています。ONE/TWOが増える一方で、NEXTは減っています。


DAZN参入を許したことで減ったことは確かでしょうが、逆に言えばこの程度で済んだとも言えます。DAZNの参入は新たなファン層を掘り起こしたことになります。


また、CS事業の売上は約137億円だったとのことですが、最新の決算資料によると約135億円で微減となっています。有料放送離れが叫ばれている中ではよく維持しているほうかと思います。


今回の契約更新で放映権料が上がることはあっても、下がることはないでしょう。売上が減っているのにコストが上がるわけですから、通常は耐えられません。DAZNが値上げを繰り返しているとはいえ、奪える顧客がそんなにいるとも思えません。F1ブームが再燃すれば別ですが、厳しいやり繰りを強いられていることは間違いないでしょう。

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