DAZN、EFL次期放映権をグローバルで入札?

イギリスの高級紙「タイムズ」が、EFLの次期放映権(2024-25シーズン~)の入札にDAZNが興味を持っていると報じています。元の記事は有料なので、それを引用した他のメディアの記事を載せておきます。

とは言っても、以前からDAZNの名前は報じられていましたので、とくに目新しい情報ではないなぁ…と思っていたのですが、どうやらタイムズの元記事にはこのような一文があるそうです。


The streaming platform DAZN is bidding to show every EFL match live in the UK and across the world in a move that would lead to the Saturday 3pm blackout being ditched.


"across the world"、すなわち世界中のテリトリーに対して入札を行う意向だとのこと。DAZNは最近グローバルでの放映権契約を進めているのですが、EFLはおそらくグローバルでまとめ売りはしないと思います。それでも、ひとつでも多くの国で権利獲得をめざすようです。


EFLの権利についてはSky SportsやBT Sport(7月からTNT Sportsに改名)、Viaplay、さらにはAppleといった名前もあげられていましたが、これらは基本的にイギリス(およびアイルランド)に限られた話でした。ここに来て突然スケールが大きくなりました。

イギリス国内では2億ポンドを超える決着になると見込まれていますが、それでもプレミアリーグの51億ポンドに比べたら遥かに安く、グローバルで取りに行くことも不可能ではないということのようです。次期サイクルからブラックアウトルールが撤廃されれば、EFLに属する2~4部リーグの全試合が配信できることになり、パッケージとしての魅力はかなり高まることでしょう。


契約期間についても、次期サイクルは3年もしくは5年になるとされていますが、DAZNは5年以上の契約を希望しているようです。昨日のJリーグの11年契約もそうですし、NFLとも10年契約を結んでいますから、最近になって長期契約の話が目立っています。


これは、各国で相次ぐ値上げを実施したことで、財政基盤が安定してきたということなんでしょうか。2024年の黒字化を目標にしていましたが、めどがついたのでしょうか。そうなれば、再びDAZNが攻勢に出るターンがめぐってきたようです。

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