DAZN、英Skyとクリケットを共同放送。ITV外れる。

イギリスのDAZNとSky Sportsは、クリケットのIPL(インディアン・プレミアリーグ)を共同で放送・配信することを明らかにしました。シーズン全74試合を両社が共有します。

昨年まではSkyが放映権を持っていましたが、今年からDAZNに移動し、新たに5年契約を結んでいました。しかし、サブライセンスの形でSkyの放送が継続することに。DAZNはクリケットに参入したという名を取り、Skyは実を取ったと言えるでしょう。

以前お伝えした情報では、74試合中16試合を民放局のITVにサブライセンスし、無料で放送する予定でした。しかし、この話は決裂していたようです。そして、3/31のシーズン開始直前になって新たにSkyとの契約が結ばれました。

DAZN側は、ITVがプロモーションに積極的でなかったことが不満であり、ITV側は16試合の内訳がレギュラーシーズンのみで、プレーオフの権利が得られなかったことが不満だったと伝えられています。DAZN側としては無料で放送してもらうことで関心を高め、プレーオフは有料にして契約数を増やそうという目論見だったのかな…と。

結果的に無料放送は消滅したわけですが、代わりにSkyのプラットフォームに乗るならば悪くない選択肢だったのでしょう。先日、DAZNはSkyのプラットフォーム上で新たなチャンネルを開設しており、両社の距離は近づいていました。