プレミア、胸スポンサーからギャンブル系企業を排除へ。

プレミアリーグは、2026-27シーズンからギャンブル系の企業がユニフォームの胸スポンサーになることを禁止すると発表しました。袖やピッチ外の看板については引き続き認められるとのことです。


現在、所属する20クラブのうち8クラブがギャンブル系企業を胸スポンサーとしており、その金額は総額で年間6,000万ポンド(約100億円)と推定されています。

以前からイギリス政府はギャンブル依存症対策などを理由にスポンサーの禁止を検討していましたが、法律が改正される前にリーグ側が率先して措置を取った形になります。同様の措置はセリエAやラ・リーガでもなされています。


プレミアは世界一裕福なサッカーリーグなので、余裕がありますね…と言われればそうかもしれませんが、この措置はやがて2部以下にも波及すると考えられ、2部のクラブにも同様にギャンブル系企業をスポンサーに抱えているところがあるため、3年の猶予のあいだに何らかの対策を考える必要があります。


かつてはタバコ会社の広告が禁止となり、とくにモータースポーツ界がその対策に追われていましたが、ひとつの業種がなくなっても、また元気のいい別の業種が現れてくるというのがスポンサーというもの。その代わり、怪しい会社が潜り込んでくることもありますので注意が必要です。

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