サッカー中断期間の悩み。解約をどれだけ防げるか

ドイツのDAZNが、ワールドカップ全試合のダイジェスト版を配信するとのこと。
ワールドカップモードに入り、ヨーロッパのサッカーリーグはオフシーズン。Jリーグも中断期間に入る。DAZNには解約ではなく「休止」という制度があるけど、相当な数のユーザーが休止を選択することは避けられない。

そんな中でドイツがひとつの策を打ってきた。ライブ配信の放映権料は高すぎるし、そもそも地上波などで放送されるので旨味がない。
同様の理由から、実はドイツのDAZNはブンデスリーガのライブ配信の権利を持っておらず、ダイジェスト版の配信にとどまっている。今回はそれと同じメソッドを採用したことになる。

OTTサービスのメリットは場所と時間の制約が小さいこと。フルサイズで観る時間はとれなくても、ダイジェスト程度であれば観たいという要望はそれなりにあるだろうし、おそらくブンデスリーガの配信で得られたデータをもとに行けると判断したのだと思う。

日本でも同じことをやってくるのか?という期待もあるけど、J2は中断なく継続されるし、プロ野球を筆頭に他のコンテンツにも事欠かないので可能性は低そう。
さらに、日本でワールドカップの放映権を販売しているのはあの電通様だ。

今年どれだけのユーザーが休眠化するのか。休眠化したユーザーはどんなコンテンツを観ていたか。逆にサッカーファンで休眠しないユーザーは別の競技を観ているのか。
こういったデータを綿密に取得しているはずなので、これらをもとにDAZNは今後の対策を練ってくるだろう。

とりあえずは試合以外の番組を充実させるところからか。各チームのベストゲームやファインプレー集、インタビュー、そしてチャレンジ企画なんかは以前もやっているので、もう一段落上のコンテンツが求められる。

そういえばDAZNにはJリーグ各チームのサポーターを対象にしたプランもあったっけ。彼らには中断期間がないはずなので、ワールドカップで寝不足になるとは思うけど、他の競技にも接する機会があるとうれしい。

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