世界柔道、フジ生中継が途中打ち切りで物議。

フジテレビが生中継した、世界柔道男子66kg級決勝・阿部一二三vs.丸山城志郎戦は、延長戦の途中で放送が終了となってしまいました。


もちろん編成上のミスなのですが、いちばん悔しいのは番組スタッフではないかと思います。現在の「ゴールデンスコア」ルールは、どちらかがポイントを獲得するまで無制限に延長が続きますので、こういう事態が発生することは充分予想できたわけです。

この二人は東京五輪の代表決定戦でも対戦。こちらも20分に及ぶ延長戦というまさに死闘となり、テレビ東京の中継も枠に収まりませんでした。この時はYouTubeでも同時配信していたため、YouTubeを案内する措置となりました。テレ東はもともとネットワーク局が少ないので、ある意味BSテレ東やYouTubeを活用せざるを得ないのですが。

フジテレビはFODでライブ配信をしていたため、熱心なファンはそちらで決着の瞬間を見ることができたのですが、無料と有料の差はあまりにも大きい。この事態を防ごうとするのなら、最初から録画中継にするべきだったのかもしれません。でも、時差の関係もあり、絶妙な枠がとれてしまったがゆえの悲劇とも言えます。


批判されて当然ではあるのですが、あまり批判がすぎると地上波では生中継しないことが正解ということになります。今後はそういう流れが加速するでしょう。限られた枠を有効に活用するならば、地上波は短時間のハイライトで。ライブでじっくり見たい人は相応の負担をすべきという時代なのです。

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