女子欧州CL決勝、チケット完売。DAZNが無料配信。

6/3(現地時間)、オランダ・アイントホーフェンでUEFAチャンピオンズリーグ女子の決勝戦、バルセロナvs.ウォルフスブルクが開催されます。


会場はPSVの本拠地であるフィリップス・スタジアムですが、例のごとく公式スポンサー以外の企業名は排除されるため「PSVスタジアム in アイントホーフェン」という呼称になるそうで。日産スタジアムが横浜国際総合競技場、味の素スタジアムが東京スタジアムになるのと同じ理屈です。

スタジアムは35,000人収容ですが、UEFAによるとチケットが完売したとのことで、女子決勝では初の完売ということになるようです。


準決勝のバルセロナvs.チェルシー戦は7万人、アーセナルvs.ウォルフスブルク戦は6万人の観客が集まったとのこと。CLではありませんが、FAカップ決勝のチェルシーvs.マンU戦は7万7,390人とイギリスの女子サッカー最高記録を達成したそうです。

女子ワールドカップの放映権が欧州主要国でまだ決まっていない問題について以前書きました。この問題には女子サッカーの人気やレベル自体を問う意見も結構集まったのですが、局地的には人気が高まりつつあることは事実であり、単純な男女の比較論にとどまるべきではないでしょう。


ちなみに女子サッカーの世界最高記録は、昨年の欧州CL準決勝、バルセロナvs.ウォルフスブルク戦で記録した91,648人となっています。

女子欧州CLはDAZNがグローバル(MENAと中国を除く)で放映権を獲得しており、今年が4年契約の2年目です。前半2年はYouTubeで無料配信を行うという契約内容になっており、逆に言えば来シーズンから有料化されます。(61試合中19試合は引き続きYouTubeで配信予定)


なので、UEFAにとってもDAZNにとっても今シーズンの盛り上がりを最高潮に持っていくことは使命と言えます。準決勝の前にDAZNが発行したプレスリリースでは、今シーズンの視聴回数は4,000万回、チャンネル登録は50万人を超えたとしています。先ほど確認したところ62万人となっていました。

https://www.youtube.com/@DAZNUWCL

ドイツでは、公共放送のZDFが無料放送するとのこと。EBU(欧州放送連合)を通じてDAZNとサブライセンス契約を結んだとのことで、ドイツ語圏ではオーストリアのORF、スイスのSRFでも放送が決まったそうです。


別にDAZNでもYouTubeでも視聴できるわけですから、わざわざテレビ中継する必要もないのかもしれませんが、それだけドイツでは関心事になっているということですね。これらの反響については、また試合後に取り上げたいと思います。

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