ベンゼマ選手の移籍も決定。サウジリーグの放映権は。

サウジリーグのアル・イテハドは、レアル・マドリードのベンゼマ選手の移籍を正式発表しました。契約は3年で(2年+オプションという報道もあり)、年俸は1億ユーロ程度となるようです。


昨日書いたサウジリーグの記事ではまだオファー中と書いていたのですが、あっという間に正式発表されてしまいました。

最新の報道ではカンテ選手もアル・イテハドへの加入間近と伝えられています。すでにオファーが明らかになっているメッシ選手のほか、モドリッチ選手やらセルヒオ・ラモス選手やらの名前があがっていて、何がなんやらといった状態です。


今朝の最新のニュースでは、メッシ選手をアメリカ・MLSのマイアミが獲得したとのこと。海を隔てて札束での殴り合いが発生しています。ちなみにMLSの放映権はApple+です。

昨日の記事では4つのクラブが事実上国有化されたとお伝えしましたが、その他にも政府系企業であるアラムコや、都市プロジェクトであるNEOMが保有するクラブもあり、獲得したスター選手を振り分けていく方針なのだとか。こうなるともはやゲームです。もちろんサウジにはFFPなどありませんので、欧州のクラブも太刀打ちできないのです。

サウジの資金源は当然オイルマネーなわけですが、地下資源はいつか枯渇するわけで、その先を見据えて投資を続けています。同じ中東でもドバイは地下資源に恵まれているとは言えず、金融や観光を次の軸に据えているのですが、サウジは投資ファンドによるビジネス開発に勤しんでおり、スポーツもまた投資対象のひとつとなっています。

当ブログ的にはサウジリーグの放映権についても取り上げる必要があるでしょう。昨シーズン、ロナウド選手の移籍にともない、代理店のIMGと契約が結ばれています。ただし、1年限りのスポット契約であり、次期シーズンについてはまだ確定していません。基本的にはそのままIMGが延長する可能性が高そうですが。


国際映像は毎節2試合、ロナウド選手が所属するアル・ナスルともう1試合が提供されましたが、これも移籍選手が増えることで拡大されることは確実でしょう。日本でどこかが獲得する可能性は充分にあります。どこにでも可能性はあり、フラットな状態です。

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