なでしこチャーター機で出国へ。待遇巡り各国で紛糾。

また日本における女子ワールドカップの放映権が決まっていない状態ではありますが、なでしこジャパンはチャーター機で出国するとのこと。2011年のアメリカ大会ではエコノミークラスで出国したことを思い出すと、時代の変化を感じます。


今回の放映権問題は多くの人の知るところとなり、さまざまな意見が飛び交っていますが、どうしてもSNSだと極端な意見が増幅されがちです。とくにジェンダー平等の問題は難しい。当ブログとしては、起こっていることを煽りなく正確にお伝えすることが大事かと思います。

前回の大会後にアメリカ代表が起こした訴訟を発端に、各国で代表活動の待遇を男女平等にすることを求める動きが広がっています。日当もそうですが、飛行機や宿泊先のクラス、練習環境などもそこには含まれてきます。将来的には賞金も近づいてくるでしょう。


ただ、一足飛びにいきなり賞金を同額にしろとか、放映権料を同じにしろと言ってるわけではなく、そこは極端な意見の部類に入るかと思います。また、代表活動と所属クラブでの活動については切り分ける必要があります。


この動きは当然ながら出場国全体に広がっていくわけで、ナイジェリア代表も待遇改善を求めて、壮行試合をボイコットしたと報じられています。

カナダのサッカー協会は財政難に悩まされており、破産も検討していると伝えられています。女子代表やユース代表についても待遇改善の要求が出されています。東京五輪で金メダルを獲得したカナダですら簡単には進みません。今年2月にアメリカで開催されたシービリーブスカップの直前にも小さなストライキが発生したとのこと。


当然ながら無い袖は振れません。収入源を増やすことも大事です。そのためにも、まずは目前に迫った大会が素晴らしいものになることを期待します。放映権問題についても、進展がありましたら速やかにお伝えする予定です。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000