世界水泳、電通の担当領域が大幅縮小。

福岡で開催された世界水泳が終了しましたが、次回の世界水泳は2024年2月にカタール・ドーハで開催されます。なんと半年後という短い間隔です。コロナ禍、そして東京五輪の延期によりカレンダーがぐちゃぐちゃになってしまった影響なのですが、このドーハ大会もまた当初は2023年開催予定だったものが延期されています。


さらに2025年にはシンガポールでの開催が決まっており、2022年のブダペストから4年連続という異例の開催スケジュールとなっています。

さて、今年の福岡大会から世界水泳の放映権は、ドイツに本社を置くSportfiveが代理店となっています。2025年までの3年契約です。


2004年から電通が国際水泳連盟(FINA、今年からWorld Aquaticsに改名)とグローバルの代理店契約を結んでいたのですが、今回からは日本・韓国・オーストラリアなど一部の国に限られることとなりました。

電通はFIFAとの代理店契約が昨年末で終了。オリンピックについても中央アジアおよび東南アジア22か国における代理店契約をInfrontに奪われています。東京五輪をめぐるさまざまな問題が影響を及ぼしていると考えてよいでしょう。


日本においては先ほど書いたようにまだ電通の担当であり、2025年までは引き続きテレビ朝日での放送が続くことが有力ですが、それ以降については現状不透明です。次回のドーハ大会はパリ五輪に向けた重要な位置づけとなりますので、そこで盛り上がりが足りないと、ウルトラソウルが聞けなくなる日が近づくことになるかもしれません。

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