DAZN、英でプレミアリーグの入札に参加意向。

DAZNは、今年10月に開始される予定の、イギリス国内におけるプレミアリーグ次期放映権(25-26シーズンから3年間)に入札する意向を示しているとのこと。リンクがうまく貼れなかったので以下のURLからご参照ください。


Dazn prepares to enter bidding war for Premier League TV rights with Sky Sports and TNT

https://inews.co.uk/sport/football/dazn-bidding-war-premier-league-tv-rights-sky-sports-tnt-2512221


前回はコロナ禍を理由に入札は取りやめとなり、現在の権利者であるSky・BT(現TNT)・Amazonの3社と契約を延長。金額も据え置きとなりました。この動きにDAZNは不満を示したとされていますが、3年を経て再チャレンジの時がやってきました。やはりイギリス企業ということで、イギリス国内でプレミアの権利を獲得するというのは悲願のようです。


前回据え置きだった放映権料がさらに上がるかと言うと、昨今の情勢からは微妙なところです。プレミア側は対策として、生中継できる試合数を200→270試合に増加させる予定です。また、パッケージ数を7→4に減らすとも報じられています。

他社の動向ですが、引き続きSkyとTNTが主な競争相手となり、Amazonについてはパッケージ数減少の影響を受けることになります。さらに大きなパッケージに入札するのか、それとも手を引くのか選択を迫られます。


参入が取り沙汰されていたAppleですが、MLSのようなグローバルでの権利獲得に関心があり、イギリス国内のみの入札には興味がないとの姿勢を示しています。台風の目になる可能性があったViaplayは、莫大な赤字を出してイギリスからの撤退を表明しました。

これらの情勢から、DAZNが4つのパッケージのうち1つを獲得できる可能性は上がっているように思われます。EFLの権利獲得に失敗したDAZNにとって、地元イギリスでの知名度を上げ、ビジネスの基盤を築くチャンスだと言えます。その先にはロンドン市場への株式上場も視野に入っています。


ただし、最大の問題はやはりコストということになります。ファンにとってこれ以上契約するプラットフォームが増え、料金が上がることは耐え難いものがあります。新たなチャレンジャーが現れる限り、放映権料の増大は止まらないというのが現実です。どのような決着を迎えることになるのでしょうか。

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