米Bally Sportsの運営会社が親会社を提訴。

よくわからない親子喧嘩です。現在破綻処理中のBally Sportsを運営するDiamond Sports Groupが、親会社であるSinclairを提訴したとのこと。


CATV離れが進む中、Bally Sportsのビジネスモデルが厳しくなっているのをSinclairは把握しつつも、充分な対策を講じぬまま利益を吸い上げ続け、破綻に追い込んだことの責任を問うもので、その総額は15億ドルに達しています。

また、Sinclairのアドバイザーである投資銀行のJPモルガン・チェースに対しても9.22億ドルの損害賠償を求めているとのことで、ますます混迷を深めています。

Sinclairは地方の放送局を多数保有している会社であり、地上波もまたテレビ離れが進んでいますので苦しいことには変わらないのですが、正直この訴訟の目的が見えてきません。やるだけのことはやったというポーズなのでしょうか。


Bally Sportsが保有していたMLB14球団のローカル放映権のうち、サンディエゴ・パドレスとアリゾナ・ダイヤモンドバックスの2球団が放棄されましたが、逆に言えばそれ以外の12球団は残った形です。これらについては少なくとも今シーズン終わりまでは放送が続きます。


現在は秋に開幕するNBA16球団とNHL12球団のローカル放映権がどうなるかが取り沙汰されています。すでにNBAのフェニックス・サンズは離脱が決定しています。これらのうち、Bally Sportsが維持を望むのはどこか。9月末には再建計画がまとめられる予定となっており、それまでに選別が行われることになります。

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