ロード世界選手権は今年もSPEEDチャンネル
ブエルタ・ア・エスパーニャが終わると世界選手権。9月下旬にはロードレース世界選手権がオーストリア・インスブルックで開催される。
過去最高難度と言われるコースでサガンの4連覇はなるか。新城選手の負傷離脱はなんとも痛いけど、日本勢の活躍にも期待したい。
さて、世界選手権はふだん競輪を中継している「SPEEDチャンネル」が今年も生放送を行う。競輪をやってないロードレースファンにとってはこれだけのために加入するべきかと迷うところ。PPVだと考えれば1200円という値段は高い設定ではないと個人的には思うけど。
ただ、ネットでの見逃し配信がないとのことで、配信の権利までは持ってない模様。そこに隙が生じる可能性も否定できない。
なぜSPEEDチャンネルが中継しているのか。正直なところよくわからない。ただ、トラックの世界選手権も中継していることを踏まえると、抱き合わせ商法……とまでは言い過ぎかもしれないけど、世界に挑む日本選手の姿を見せられるよう、競輪の補助事業的な感じで放映権を買ったのかもしれない。(あくまでも妄想です)
でも、最優先されるべき今年の春のトラック世界選手権について、SPEEDチャンネルでの放送はなかったと記憶している。(NHK BSでのハイライトは継続)
さて、最近になってUCIは世界選手権の代理店を変えている。ヨーロッパ向けにはEBU(欧州放送連合)、その他の地域には毎度おなじみIMGが代理店となる。契約期間は2017~2024年の8年間。また、トラックとシクロクロスのワールドカップもセットになっている。
今年はまだSPEEDチャンネルの契約は切れていなかったけど、もし今後切れた場合はIMGと新たな交渉に入ることになる。
ロード、トラック、MTB、BMXといった五輪開催種目やシクロクロスなども加わったパッケージを、IMGは一括で販売するのか。それともバラ売りするのか。
全日本選手権については今年からJSPORTSが全種目の放送(一部はオンデマンド配信)することが決まった。ならば世界も…という期待はやはりある。ロードとシクロクロスについては過去に放送した実績もあるのだし。
ただ、DAZNとの差別化という点においては、日本にもっとクローズアップし、日本における自転車競技の魅力を高める努力をしてほしいなぁ…という気持ちもあったりする。その点で言えば、今年から大分の大会を中継することはおおいに評価できる。
IMGはどちらかと言えばDAZNとのつながりが深いのでそっちの可能性もある。その場合に期待したいのは、やはり全種目のまとめ買いだろう。他にも東京五輪を見据えて興味を持つメディアが出てくるかもしれない。
要するに何が言いたいかというと、ロードに限らずいろんな種目が見たいし、東京五輪に向けて現在の勢力図を知っておきたいな…という気持ちです。
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