なんか中途半端?な「OITAサイクルフェス」
10/13,14の2日間、大分市で「OITAサイクルフェス」が開催される。初日には「おおいた いこいの道クリテリウム」、2日目には今年からUCI公認レースとなった「おおいたアーバンクラシック」が行われる。
この大会の冠スポンサーにJ:COMが決定した。「さいたまクリテリウム」のスポンサーもやっていることは言うまでもなく、またJSPORTSの親会社でもある。
しかし、このプレスリリースにはどうにも違和感がある。というのは、初日のクリテリウムの放送予定だけが発表されており、肝心のアーバンクラシックには触れられていないのだ。
もちろん今後放送が決まる可能性はあるけど、はっきり言って中途半端さは否めない。
過去の国内レースの例を振り返ると、ジャパンカップは生中継なし。後日日テレとJSPORTSが録画方法した。日本選手権についてはJSPORTSオンデマンド限定ではあるが生中継が行われている。
まず生中継は録画中継よりも制作費がかかることは押さえないといけない。バイクカメラや定点カメラの画像を電波で中継車まで送る必要がある。地形にもよるが、中継用のヘリコプターを飛ばす必要も出てくる。
今回の大分のレースは周回コースだしそこまでの起伏はないようだが、空撮の映像が欲しいという意味でもヘリコプターは飛ばしてほしい。でもお金がかかるのだ。
日本選手権の中継ではヘリコプターは使われなかったが、いちおう生中継は実現した。今回もそれができないとは思えない。あくまでも執筆時点での見解だが、いまいち理解し難く、今後の追加発表を期待したい。
ちなみにツアー・オブ・ジャパンでは「スポーツブル」が生配信を行っていたのでこのケースは参考になる。おそらく携帯電話の電波を利用して映像を送っていたと推定される。画質がどこまで担保できるかは難しいが、配信に限ればこんな手段もつかえる。
いまいちタイミングが悪いのは、同日にハンマーシリーズ香港の開催が決まっており、JSPORTSで生中継するということ。さらに、富士スピードウェイで開催されるWECの決勝もある。
さらにさらに、プロ野球のクライマックスシリーズ・ファーストステージもあり、出場チーム次第でこちらも中継があり得る。広島はおそらく優勝するから出てこないけど、中日とオリックスは(相当厳しいけど)チャンスは消えていない。
要するに4チャンネル「しかない」JSPORTSの限界が試されている。すべてが生中継で埋まってしまう可能性すらあるのだ。でも、オンデンドでもいいからなんとかなりませんかね…
最後に。UCI公認レースのひとつである「ツール・ド・北海道」が地震のため中止となりました。至極残念です。来年さらにパワーアップして戻ってくることを期待するばかりです。
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