攻めのフロンターレ。今度は価格変動制を導入。
昨年のJリーグ王者で今季も2位につける川崎フロンターレ。なかなか勝てなくて「無冠ターレ」などと揶揄されたりもしたけれど、苦労して苦労して一度勝利の味を覚えると、そこから一皮剥けたりもする。
破天荒なファンサービスに定評のあるフロンターレ。等々力はいつも満員だ。席数に限りがある以上、チケットがなかなかとれない問題は発生するし、経営的にもこれ以上の収益はあげられない。
ということで導入されるのがチケットの価格変動制「ダイナミックプライシング」である。
ビッグデータだのクラウドだのと書いてあるけど、正直おおげさ(^-^; 富士通の技術を借りなくても、データマイニングの知識がちょっとあればできること。でも、クラブにとっての最大収益化と、サポーターにとっての最大満足化は利害が一致しないわけで、その妥協点を見いだすには何度も実験していくしかないだろう。
ちなみにこういった試みは初めてというわけでもなく、例えば野球ではソフトバンクが実験を行っているし、やがてはあちこちのスポーツで行われていくことは間違いない。
スポーツに限らず、チケットと言えば転売問題がつきまとう。個人的にはここまで需要予測をしなくても「ダッチオークション」がひとつの解になるのではと考えている。
ダッチオークションとは、いわゆる「競り下げ」方式の販売方法。だんだん値段が下がっていく中で、いつ購入するかが問われることになる。
要するに需要予測を主催者側ではなくお客さんに任せるというわけ。ぜひどこかで検討して頂きたい。
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