2030W杯は6か国開催に。札幌五輪招致は2034に。

2030年のFIFAワールドカップについて、FIFAはスペイン・ポルトガル・モロッコの3か国共催を内定しました。さらに、ワールドカップ100周年を記念して、ウルグアイ・アルゼンチン・パラグアイでそれぞれ1試合を開催するとしています。

両陣営での争いになっていたので、100周年という理由をくっつけて、第1回開催国であるウルグアイに花を持たせる形で落としどころを見つけたということでしょうか。南米側にはチリも加わっていたはずですが、いつの間にか外れています。


また、2034年についてはアジアまたはオセアニアになるとのことで、早くもサウジアラビアが濃厚と報じられています。AFCの後押しもあるのだとか。2030年にも名前があがっていただけに、まぁそうなりますよねと。


問題点はいろいろありますし、すでにメディアで指摘されていますので繰り返すまでもないでしょう。FIFA、そこまでやるのか・・・という思いです。

2030年の冬季オリンピック誘致をめざしていた札幌市は、2034年以降に切り替える方針を固めたとのこと。一時期はほぼ内定に近いポジションにいたはずですが、東京五輪における電通の汚職からあっという間に転落しました。世論の支持が回復しなければ、2034年もまた苦しいものと思われます。


2025年の大阪万博、2026年のアジア大会(愛知県)からも電通は外されており、スポーツだけでなく国際的なイベント全体で電通の開けた穴がふさがらない状態となっています。電通だけでなく、博報堂やADKも加担しており、公的な仕事ができなくなっています。この影響はもっと広範囲に及ぶ恐れがあります。

さて、オリンピックの放映権については2032年までジャパンコンソーシアムとの契約が結ばれているので、しばらくは問題ありません。ただ、2030年が札幌開催を念頭に置いていたものと考えると、放送局側にも結構なダメージはありそうです。

パリ五輪でも汚職の疑惑があるようですが、これだけ肥大化したオリンピックですから、今後立候補する国がいなくなってしまうのでは・・・という声も出ています。しかし、最近ではポーランドが招致に名乗りをあげたと報じられており、サウジアラビア、インド、インドネシア、メキシコ、トルコといった名前も出ています。こちらはすぐには無くならないようです。

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