【追記あり】早くもロストボール寸前?女子ゴルフの放映権問題。

このニュースは以前も取り上げてますが、なかなか落としどころが見えないようで。
このままだと年内決着も難しそうだし、気がついたらうやむやのまま来年のダイキンオーキッドが始まっちゃうんじゃないかという気すらしてくる。
(ダイキンさんが撤退してたらそれはそれで面白いけど)
何人かの有識者の意見を読む限りでは、LPGAが放映権の一括管理を打ち出してきたこと自体は評価しているものの、強引な姿勢について批判が出ている模様。
どんな姿勢で交渉してるかまではさすがに分からないのでそこは保留だけど、放映権の一括管理はできるときにやっておくべきだというのが私個人の意見。
女子ツアーはカレンダーが満杯なので、いくつか撤退するところが出ても代わりは出てくるだろうし、強気な姿勢でいくならこのタイミングしかないだろう。

ただ、気になるのはなぜ放映権料を大会主催者から徴収するのか?ということ。本来放映権料はその名の通り放映する側が払うもの。すなわちテレビ局やネット配信サービスが支払うのが筋。もちろん大会主催者を兼ねている場合は相殺したりするだろうけど。

もしLPGAが放映権を管理するのであれば、LPGAには責任を持って放送局を探し、コンテンツの価値を上げ、大会主催者に還元する義務がある。それを保証せず、逆に大会主催者から徴収するという理屈はまったくもってナンセンス。
まぁ、すでにどこかが手をあげているという可能性もありますけどね。あのネットテレビ局とか。

大会主催者がLPGAに支払うお金は、本来ツアー大会に組み込んでもらうための公認料と考えるべき。これによりLPGA所属の選手の出場が保証され、彼女たちの肖像権を利用することもできる。大会運営のノウハウも得られる。ついでにプロアマも…(^-^;

言うなればフランチャイズ方式だと考えればよい。例えばセブンイレブンのチェーンに加盟すれば、看板と商品と業務マニュアルが提供される。それと同じこと。

セブンイレブンが経営努力をせずに、ロイヤリティを一方的に値上げしたら当然オーナーは怒る。
それと同様に、LPGAは大会主催者に何を提供できるのか。それを明確に示すことがまず必要だし、そのためには将来のビジョンを持っていなければならない。このへんが不透明だからモヤモヤするんですよね…
【追記 9/20 12:30】
つねに反権力のスタンスでおなじみの日刊ゲンダイさんですが、なぜかJLPGAのほうを「権力」だと認定しちゃったようで。
オヤジ新聞なのでオヤジ絡みの記事だと急に保守的になるんですよね…やれやれ。

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