【速報】ディズニー、Huluを完全子会社化へ。

Huluの株式67%を保有するディズニーは、残り33%を保有するコムキャスト(NBCユニバーサルの親会社)からすべての株式を買い取る方針を発表しました。今後は株式価値の算定を進め、2024年に買取を実施。金額は86.1億ドル(約1.3兆円)が最低ラインで、価値が高いと判定されれば上乗せされます。

Huluはかつて、ディズニーが30%、21世紀FOXが30%、コムキャストが30%、AT&T(タイムワーナーの親会社)が10%の株式を保有していましたが、2019年にディズニーがFOXを買収したことで結果的に経営権を掌握。AT&Tも株式を放出し、ディズニーが67%、コムキャストが33%となっています。


その際に、ディズニーは2024年以降にコムキャストの保有する株式を買い取る契約を結んでいましたが、それよりも若干前倒しで実施されることになります。ですから、この話は降ってわいたものではなく、以前から計画されていたものです。

ディズニーは今後、Huluとdisney+の統合を進めているものと考えられます。なお、日本のHuluは日本テレビの傘下であり、ディズニーは少数株主にとどまっているため直接の影響はありません。


ディズニーがESPNの売却を計画していることは当ブログでも扱ってきましたが、ABCについても売却の可能性があるとのこと。この方針はテレビからストリーミングへの転換であるとともに、B2BからD2C(顧客への直接販売)に軸足を移す姿勢を示しています。

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