「トランジスタ技術の圧縮」まさかのドラマ化。

3月に当ブログで取り上げた短編小説「トランジスタ技術の圧縮」(宮内悠介作)が、フジテレビの『世にも奇妙な物語』内でドラマ化されていました。11月18日までTVerで配信されています。


正直スポーツ系のブログとはあまり関係ないだろうとは筆者自身でも思っているわけですが、ドラマの内容は福澤朗アナウンサーを起用したスポーツ番組仕立てとなっておりました。

原作とは内容がだいぶ改変されており、設定だけ借りた別物と言ってもよいくらいなのですが、『世にも奇妙な物語』では毎回のように挿し込まれる、いわゆる「バカ枠」としての役割を十分に果たしたものと思います。15分程度で、あまり頭を使わずに笑えるものです。


美しさの「アイロン派」と、スピードの「毟り派」による対決という構図はよく再現されていました。どちらが勝ったかは本編を確認して頂くとして、スピード重視で競技の構造が変わっていく姿は、テレビで言えば「大食い番組」の変遷に近いものがあるでしょうか。もちろんフードファイトもスポーツに含まれるかもしれませんが。


大食い番組も、結局は元祖と言えるテレビ東京りの番組のみが残り、大食いタレントも美しい食べっぷりで知られるギャル曽根さん以外はあまりテレビで見かけなくなりました。本質を貫く者が最後には生き残るのです。


原作は短編集『超動く家にて』に収録されています。また、下記Webサイトから読むこともできます。

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