サイバーエージェント、町田ゼルビアを買収へ
会社側はまだ正式には決まってないというけど、いわゆる観測気球というやつで、上場企業としては当然の対応。
金曜日ということもあるし、市場が閉じた後に正式発表されるのかな…とも思ったけど、結局なにもなかったのでまだ条件を詰めている段階のようですね。
論点はいくらでもあって、町田がJ1ライセンスを獲得できなかった直後の発表だったこと、以前ヴェルディのスポンサーをしていたこと、子会社のサイゲームスが積極的にスポンサー活動をしていること、代々木公園に計画されている新スタジアムのこと、などなどあるわけですが、そのへんの話を全部書いていたらきりがないので省略。
ただ、野津田には行ったことがありますが本当遠いです。あそこに常時15,000人を動員するためには相当な努力が必要なことはわかります。
このブログで取り上げるべきは、やはり「AbemaTVが試合を配信できるか?」ということではないかと思うのだけど、現時点での答えはNO。
DAZNがJリーグから獲得した権利は「日本国内におけるインターネット・モバイル配信、IPTVサービス、有料サテライト放送、CATVなど」となっている。そのまま解釈すると、たとえ無料でもインターネット配信はNGとなる。
なお無料テレビ放送はOKなので、実際にNHKや地方局での放送が行われている。
ただし例外があって、DAZNはJ2の試合を無料でFacebookやTwitterで配信することがある。これはもちろん販促の一環でやっているわけだけど、その対象にAbemaTVが入らないとも限らない。
ただその場合、広告を入れてもOKなのか、OKならばDAZNにも分配されるのかといった課題は残される。あと、町田がJ1に上がったらこの話は消えるでしょうね。
じゃあ、なんでJリーグなの?という話になるのだけど、ひとつの仮説としては他のIT企業がスポーツ事業に参入する中、適度な規模で買収できそうだったのが町田だったという推測。経営のノウハウが学べればJ1ライセンスを取得する前に買ってしまおうという、いわば先物買い。
そして、もうひとつの仮説としては、AbemaTVがFリーグの配信を行っていることとの親和性。町田にはペスカドーラというクラブがあり、こちらのホームアリーナはJR成瀬駅から徒歩5分程度とアクセスがよい。(筆者も観戦経験あり)
こちらもあわせて買収して一体経営を行ってくれれば…というのは、正直単なる願望ですね。これだったら当然本拠地移転の可能性も消えますから。
※以下の記事には1年契約と書かれていますが、現在は延長され2年目となっています。
真の狙いはわからないけど、とりあえず新たな企業が参入してくること自体は歓迎なので、まずはお手並み拝見といったところですね。
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