PFL、ベラトール買収を正式発表。

総合格闘技(MMA)の団体であるPFLは、同業のベラトールを買収したと正式に発表しました。

名前の通りリーグ制をとっているPFLと、従来の形式であるランキング制をとっているベラトールをどう融合させるかが注目されましたが、ベラトールは単体イベントのブランドとして存続するとのこと。2024年は8大会を予定しており、タイトルマッチも実施します。

そして、PFLとベラトールの王者が対戦する「PFL Champions vs. Bellator Champions」の開催も計画されています。この開催をもって、両者の融合がひと区切りを迎えるといったところでしょうか。

ベラトールは親会社だったViacomCBSが保有するShowtimeで放送されていますが、Showtimeは年内でスポーツ中継から撤退することを発表済みです。

また、PFLの放映権はESPNが保有していますが、この契約も今年限りで終了するとのことで、年内にも新たな契約先が発表される見込みとなっています。

日本においては、PFLがDAZN、ベラトールがU-NEXTで配信されていますが、これらの扱いがどうなるかについては今後分かりましたらお知らせします。既存の契約は維持されますので、直ちにどちらかに一本化されることにはならないと思われますが。

PFLはサウジの政府系投資ファンドであるPIFから1億ドル以上とされる出資を受けており、今回の買収資金にも利用されたと考えられます。サウジの資金力については、毎度のことですが恐ろしいとしか言いようがありません。