結局シリア戦の放送なし。北朝鮮はさらに要求も?
結局最後まで交渉はまとまることなく、先日のサッカー・シリアvs,日本戦は中継がありませんでした。ということで、多くのファンがなんとか視聴できる方法を探ったわけですが、基本的に日本向けの放映権を購入できたところはないわけですから、違法ではありませんけど、契約を守っているところではありません。
日本では22時46分にJアラートの警報が発動され、報道特番に切り替わりました。ある意味中継がなくてよかったと言えるかもしれませんが、次なるアウェー戦はよりによって来年3月26日に開催予定の北朝鮮戦です。中立地での開催となる見込みですが、放映権は北朝鮮側の主管となりますから、何が起こるか分かりません。
ワールドカップ予選で北朝鮮とのアウェー戦を戦うのは2011年11月以来です。この試合の放映権をどこが管理していたかは明確なソースがないのですが、試合映像を見る限り、スポンサーの看板がまったくなかったことからAFCではなく北朝鮮側だったものと思われます。AFC主管であれば、AFCのスポンサーの看板が出るはずです。
この時はTBSとNHK BSが中継しています。TBSは平壌にスタッフを送り込み、NHKは国際映像のみでの中継でした。少なくとも前例はあったわけですが、当時といまとでは政治情勢も変化しています。
2019年10月には、同じくワールドカップ2次予選で北朝鮮vs.韓国戦が行われています。当ブログの過去の記事を読み返してみると、「北朝鮮側が10億ウォン(約9,000万円)以上の放映権料を要求した」との記述が。残念ながら、いまはソースを確認することができず申し訳ないのですが、少なくともこの試合は韓国で中継されなかったことは確かです。
おそらく北朝鮮側にも代理店がつくものと思われますが、厳しい交渉になることは確実です。2次予選のもうひとつの対戦国であるミャンマーについても同様のことが言えるでしょう。
【追記】
韓国語翻訳を使って、それらしいソースを見つけたのですが、こちらでは17.8億ウォンという記述があり、さらに金額が高くなっています。
また、シリア戦のハイライト映像をフジテレビが調達していました。「めざまし8」によると、代理店を取材したところお詫びの言葉とハイライトが送られてきたとのこと。映像提供元として"the pro company"のクレジットが記載されています。
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