HBO、まさかのボクシング撤退。ここにもちらつくDAZNの名前。

ボクシング中継と言えばSHOWTIMEかHBOか、と思い込んできた私は全然知識をアップデートしていませんでした。すみません。チャンネル設立から45年、ずーっと継続してきたボクシング中継から撤退するとのニュースに驚いております。

HBOはもうドラマで稼ぐチャンネルです。稼げるコンテンツを充実させるのは当然のことです。「ゲーム・オブ・スローンズ」観ないと…
ボクシング界もエンタメ界も巨額なマネーが動く世界。かたや有力選手を発掘すればビッグマッチを組み、引退するまで食い潰す。かたやヒット作が出ればシーズン化し、人気がなくなるまで食い潰す。
なんか似たような感じですが、ボクサーはケガをするし、負けると一気に商品価値を失うし、まぁ大変な世界です。
それゆえに多くの選手を囲いこんでリスクヘッジするわけですが、そうなると大資本しか生き残れない。最近あったsky争奪戦もそうですが、世界は激変しています。

新しいプレイヤーの中に、英マッチルーム・ボクシングと合弁会社を設立したDAZNの名前があることも面白い。資金力でイギリスを始めとする有力選手を獲得しております。
また、日本では村田選手の試合を配信することも既報の通りです。
そんなマッチルームと契約しているボクサーのひとりがミドル級のアンドラーデ選手。次の試合に勝てば村田選手との対戦もあり得るわけですが、よりによって対戦相手のサンダース(ソーンダース)選手にドーピングが発覚。
タイトル剥奪や試合不成立の可能性もあるわけで、相手側の理由によってもアンドラーデ選手の商品価値が変わってしまう。なんとも世知辛い。村田選手が標的にしていたゴロフキン選手も負けてしまいましたし、もう私の理解が追いつきません。

この試合もDAZNで配信されるはずなので、いろんな意味でボクシング界の混沌を味わうことになりそうです。

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