ACL決勝はどこで放送すべきか

昨日行われたACL(アジアチャンピオンズリーグ)の準決勝2ndレグで、鹿島アントラーズが3-3の引き分け。1stレグを3-2で勝利しているため、決勝進出が決定した。おめでとうございます。

この試合はBS日テレで放送された。準々決勝は「日テレNEWS24」での放送だったので一歩前進と言える。有料と無料の違いは大きい。去年の浦和レッズの決勝戦の例にならえば、決勝戦もBS日テレになるだろう。

ところが、この件がまたしてもファンの怒りを買っているらしい。実況解説のクオリティに苦情を入れるのであれば納得はいくけど、Twitterでの反応をみると「地上波でやれ」というものらしい。

当ブログの見解としては、それは高望みじゃないか?と思っております。申し訳ないけどACLは地上波でやるほどのバリューは持っていない。
ましてや日テレはテレ朝と激しい視聴率争いをしており、ACLを差し込む余裕はない。クラブワールドカップも一部の試合がBS送りになったけど、それが現状のコンテンツの力であることは冷静に受け止めねばねらない。

「DAZNでやれ」論には矛盾がある。無料放送から有料サービスに移せと言っているのだから、論理が倒錯している。JリーグファンならDAZNに加入しているだろうから実質無料という感覚なんだろうけど。

もちろんグループステージから、しかもJリーグのクラブが絡まない試合を含めてすべて配信してくれるならDAZNのほうがいい。
建設的な議論をするのなら、DAZNをベースにしつつ、一部の試合は無料放送で、というのが落としどころではないかと。

もちろんその放送局は日テレである必要はない。このあたりの話は準々決勝のときにも記事を書いてますので、あわせてリンクしておきます。
日テレとテレ朝の視聴率争いの話をすると、先日週間の視聴率においてテレ朝が日テレを逆転し、いわゆる「三冠王」を獲得した。
その原動力となったのは「相棒」に代表される鉄板のシリーズものや、「ドクターX」を引き継いだ「リーガルV」といったドラマ。そして「サッカー日本代表戦」。

代表戦とACLとのコンテンツ力の違い。テレ朝が長年に渡って積み上げてきた代表戦の放送実績。もちろん民放局はスポンサーが集まらなければ成り立たない。これらの要素をすべて引っくるめて現状があります。

ちなみにNHK BSでは天皇杯を放送。ガチメンのフロンターレを倒すとは、山形やりますね。

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