ナイキ、ウッズとの契約満了でゴルフ完全撤退か。

ゴルフのタイガー・ウッズ選手は、ナイキとの契約が終了したことを発表しました。1996年に20歳で最初の契約を結び、27年間続いてきた関係が終了することは、一時代の終わりと言ってよいでしょう。

元世界ランキング1位のジェイソン・デイ選手もナイキとの契約が終了し、今年から新たにマルボンゴルフとの契約を発表しています。その一方で、ローリー・マキロイ選手、スコッティ・シェフラー選手、ブルックス・ケプカ選手といった選手との契約は続きます。

ナイキは2016年にゴルフ用品から撤退し、現在はウェアとシューズのみの提供にとどまっています。2008年に発生したリーマンショックでターゲットとしている富裕層が大きな打撃を受け、翌2009年にはウッズ選手の不倫スキャンダルが発覚。ウッズ選手の成績低迷とともにナイキの業績も低迷していったようです。


最初にウッズ選手と契約した頃はまだ用具には参入していませんでした。自社製造ではなく他社への製造委託(OEM)が中心だったため、利益率も低かったのではと分析されています。

それでも、ナイキの象徴とも言えるウッズ選手との契約を切ったことで、いよいよゴルフから完全に撤退するのではという噂が浮上しています。また、ウッズ選手の新しい契約がどうなるかも注目されます。具体的には、長男が契約しているグレイソン、クラブを使用しているテーラーメイドの名前があがっており、また自らのブランドを立ち上げる可能性もあるとのことです。

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