DAZN南米進出へ?でもリベルタドーレスはなしよ。
DAZNが南米でサービスを始めるとの記事が。具体的なコンテンツとしてセリエA、リーグ・アン、コパ・スダメリカーナの名前があげられている。
DAZNと世界的代理店のIMGは合弁で新会社「FC Diez Media」を設立し、CONMEBOL(南米サッカー連盟)が主催するコパ・リベルタドーレスとコパ・スダメリカーナの諸権利を取り扱う。
という話は以前にも取り上げたし、アメリカのヒスパニック層に刺さるコンテンツを集めている話も書きましたけど、直接進出するとは予想外に早いな、という印象です。
で、キラーコンテンツになるはずのリベルタドーレスはすでにFacebookと他のテレビ局に販売しちゃっており、スダメリカーナについてはDAZNが自ら抱えることにした…と。
また、FacebookはUEFA CLの一部試合の権利も取得しているとのことで、このへんが巨大グローバル企業らしいしたたかさだな、と。そういや「GAFA」が新語流行語大賞の候補にひっそりノミネートされてましたね。
ひとえに南米と言ってもCONMEBOL加盟の10か国のうちいくつなのか。公用語がポルトガル語のブラジルと、スペイン語の他国との兼ね合いはどうなるのかなど、まだまだ不明な点はたくさんあります。まぁポルトガル語とスペイン語は似てるのでそう大きな心配事ではなさそうだけど。
DAZNのサービス提供エリアはドイツ語、フランス語(カナダ)、イタリア語、英語(アメリカ)と主要言語を押さえながら進んでいるので、スペイン語もあれば今後進出できるエリアがかなり広がる。なお、DAZN USAにはすでにスペイン語ページも存在している。
逆に言えば日本が異質なのですが、日本には実験にうってつけな状況が揃ってますし。1億人の市場規模、充実したインフラ、サービス品質にうるさい国民性。そこに自国リーグの放映権を買えたという要素が加わる。
ちなみにリベルタドーレスの日本での放映権は日テレG+にありますが、生中継は決勝2ndレグのみというお寒い状況。このへんも来年以降変わってほしいものです。
スダメリカーナは優勝クラブが「スルガ銀行チャンピオンシップ」に招待されるという関係もありますから、全試合とまでは行かなくても、決勝トーナメントくらいは日本でも観られるといいんですけどね。期待しときます。
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