北朝鮮、女子W杯無断放送でFIFAから警告。

昨年開催されたFIFA女子ワールドカップについて、北朝鮮が放映権を購入せずに無断で放送を行っており、FIFAが警告書を送付したと報じられています。

謎多き国ではありますが、北朝鮮ではワールドカップやオリンピックも放送されています。放映権の取り扱いについては、韓国の放送局が北の分もあわせて購入してきました。朝鮮半島はひとつの国であるというのが南北双方の主張なので、それに沿った形となっています。そこから映像をどう調達するかは人道的な措置となります。


ただ、昨年の女子ワールドカップについてはその扱いになっていなかったようです。FIFAは、2026年のワールドカップに関しては南北まとめての契約にはしないことを決め、北朝鮮には別個で契約するように求めています。とは言え、そんなに高い金額をとることはできないものと思われますが。

北朝鮮ではプレミアリーグも勝手に放送されている、という話題を取り上げたこともありました。こちらも南北まとめて取引されているのか、それとも映像をどこかから横流ししているのか。詳細は不明です。

日本にとっても悩ましいのは、男子のワールドカップ2次予選と女子のパリ五輪最終予選がともに北朝鮮と対戦するということです。どちらもホーム&アウェーであり、平壌遠征が組まれるとなると、関係者もさまざまな調整に苦労させられます。


2月24日(土)の女子の試合についてはAFC主管となっており、DAZNが放映権を獲得。おそらくテレビにもサブライセンスが出されると思われます。誰が映像を制作するのかはよく分かりません。まぁご苦労様としか言いようがありません。


やっかいなのが3月26日(火)の男子の試合であり、シリア戦と同様に交渉が難航する可能性がおおいに考えられます。

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